兄貴 is POWER

多趣味な兄貴の趣味紹介ブログ

J-CUP 2018 マシンを作る


こんにちは、兄貴(@ANIKI_hateblo)です。


すっかり暑いですね。

最近は天気もいいのでバイクに乗ったりしてますが、信号待ちで死にそうになります。


さてさて、無事に当選する事が出来たジャパンカップ2018。

まさか当選するとは思っていなかったのでマシンが組めてません。やべぇ。


今から完全新規でマシンを組んでも間に合う気がしません。

仕方ないので、今のメインマシンをベースとして公式大会対策をしたマシンを急ピッチで組む必要があります。



そんな訳で、駆け足でマシンを組みます!




公式大会で使われるコース


そんなに時間無いなら普段サーキットで走らせてるマシンをそのまま持って行けばいいのでは?と思う方もいるかも知れません。

確かに普段走らせているマシンはそれなりにセッティングが仕上がっていますし、公式大会のコースレイアウトに合わせて細かな変更をすれば走れそうに思えます。


が、実はそう簡単には行かないのです。


その理由は公式大会で使われているコースにあります。




普段私が走らせているコースは「3レーン」のコースです。

特別な事情や環境が無い限り、恐らく皆さんも3レーンコースで走らせる事が多いと思います。

または家庭用の2レーンコースを走らせる方もいるかも知れません。



↑こんなの。


普段走らせている3レーンコースに対し、公式大会のコースは5レーンのコースになります。


ただ2レーン増えただけと侮る事なかれ。

3レーンコースとは色々違うところがあります。


まず大きく違うのは壁面の硬さ。

3レーンのコースに比べ、明らかに硬いです。

硬いと言う事は、3レーンのコースに比べてマシンが弾かれやすくなると言う事になります。


次にコースの継ぎ目の荒さ。

公式大会で長年使われているコースですから、それなりに劣化していたり歪んでいたりします。

それによってコースとコースの継ぎ目が荒い事が多いです。

継ぎ目が荒いと言う事は、径の小さなローラーなどだと継ぎ目にローラーが引っかかって減速、最悪の場合はコースアウトする危険があると言う事です。



他にも細かな部分がかなり違うのですが、総合して言えるのはコースの質の違いによって、3レーンコースのセッティングのままだと厳しいと言う事です。




対策を練る


そんな理由から、3レーン用と5レーン用でマシンを分けて組む方も多いです。

それぐらい3レーンと5レーンは違う要素が多いと言う事ですね。


で、5レーンコースの大まかな対策は今までの公式大会で数々のレーサー達が考案してくれています。

色々あるのですが、一つ代表的なものとして「大径ローラーを使う」と言うものがあります。

これは5レーンコースの特徴である「継ぎ目が荒い問題」を克服するためのもので、径の大きなローラーで段差や継ぎ目を乗り越えてしまおうと言った発想によるものです。


具体的には19mmローラーや17mmローラー、最低でも13mm程度のローラーを使う事で継ぎ目での引っ掛かりはある程度解消出来ます。



また、壁が硬い5レーンコースではマシンをある程度丈夫にしなくてはいけません。

コース側で走行の衝撃を吸収してくれないため、マシンに掛かる負荷が3レーンコースに比べて大きいためです。


このような5レーンコースの特性に合わせた対策の他に、その時のコースレイアウトに合わせた対策を加えて公式大会用のマシンを組んで行きます。


今回私が一番警戒しているのはやはりロッキングストレート

ここで大きく減速してしまったり引っかかってコースアウトしてしまうと大会での結果が出せなくなってしまいます。

まずはロッキングストレート対策をメインに考えてマシンを組みます。




ロッキングストレート対策


ロッキングストレートではコースの内側左右に突起物が配置されています。

この突起を上手いこといなしてやらないとマシンが引っかかってしまい、大きな減速やコースアウトに繋がってしまいます。


対策として考えられるのはピボットダンパー

左右にスライドして衝撃を吸収するスライドダンパーに対し、バンパーの左右それぞれが円弧方向に動いて衝撃を吸収するタイプのダンパーです。

本来の目的とは少し違いますが、元々あるパーツの中で動きが一番近いのは前の記事でも書いたこちら。



可変ダウンスラストローラーです。

ローラー取り付け部の左右それぞれが独立して円弧方向に動き、走行時の衝撃を吸収します。

このパーツそのものはローラーのスラスト角がキツく、コーナーのたびに大きく減速するのでそのままでは使えません。

今回は形と機構だけ参考にするために購入しました。

動き方を見て自分なりに理解しながらピボットダンパーを作ります。


まぁ、ネットで調べながら作った結果良く見るピボットダンパーになったのは仕方ない。仕方ないんだ。



前バンパー用にピボットダンパー、リア用は思いついたまま作ってみました。



名付けて「やわらかダンパー(仮)」。

さてさてどんな走りになるやら。



それぞれ大会が終わったら実際どうだったのかと構造の詳細を記事にしたいと思います。


それぞれ可動域や硬さを調整しながら製作し、マシンにセットします。

私の場合はガルウイングダンパーもそのまま使うのでこんな感じに。



これで無事にロッキングストレートを抜けてくれれば良いのですが…。




公式大会用マシン完成



各種ローラーを取り付け、なんとか形になりました。



フロントはピボットダンパー+13mmWA。


リアはやわらかダンパー(仮)と19mmプラリンです。



今回の大会はローラー数無制限ルールなので、リアのプラリンの間にすり鉢状のプラローラーを挟み三段にしてみています。



ジャンプ対策はいつものガルウイングダンパー。



今回はマスダンパーを若干前よりでセッティング。


タイヤは前ローフリクション、後ろスーパーハードで両方とも厚めのペラにしてあります。




無事完成して一安心ですが、完成したのが大会本番の2日前とかさすがに無茶だろ…。


マシンのシェイクダウンが本番と言う事態になりましたが、なんとか頑張って来ます。


こんなボックスで行きますので、見かけた方はぜひ声をかけて下さい!!





頑張るぞー!




今回はここまで。





最後までお読み頂きありがとうございました。


ではまた!