J-CUP 2018 マシンの詳細
こんにちは、兄貴(@ANIKI_hateblo)です。
レースが終わり、未だ悔しさに時折ヘドバンしています。
ぐぬぬぬぬ…。
今回は私が公式大会用に作ったマシンの詳細について公開したいと思います。
今後大会に参加する方の参考になれば幸いです(ドラゴンバックで沈むけど)。
え?プライムデー?知らない子ですね…。
それでは書いて行きましょう。
駆動系・モーター
まずはマシンの内部から。
カウンターギヤは超速ギヤで、830を使ったフローティング加工を施してあります。
ギヤシャフトはモーターピンを使い、ギヤシャフトの長さまでカット。
スパーギヤは無加工のままです。
ドライブシャフトは72mmの中空ステンレスシャフトです。
軸受けは脱脂・注油済みの旧620。
モーターは慣らし済みのマッハダッシュで、ピニオンはカーボンピニオンです。
ピニオンを取り付ける際、駆動力が逃げるのを防ぐためにネジロックを塗ってあります。
ターミナルはゴールドターミナルで、極細のコンパウンドで軽く磨いた後脱脂。
電池の向きが分かりやすいように、電池受けのプラス側は赤いパーツにしてみました。
シャーシは電池部分を肉抜きしてあります。
剛性抜きと軽量化を狙っています。
ダンパー
いつものガルウイングダンパーです。
一点止めの部分が着地の衝撃で動いてしまう問題は、ネジ部を瞬間接着剤で固定する事で解決しました。
家の中でマシンを投げまくって色々考えた結果、結局ダンパー先端は後ろに伸ばす形を採用しました。
ボディとのクリアランスを再調整し、よりスムーズに動くように改良。
ホイール・タイヤ
ホイールはカーボン混入の大径5本スポークタイプ。
軸受けと接する部分をテーパー状に削り、ベアリングの動きを邪魔しないように加工しています。
分かりづらい!!
タイヤはフロントがローフリクション、リアがスーパーハード。
それぞれ表面を平らにして径を揃える程度にペラ加工してあります。
大体27mmくらい。
ホイールに取り付けるのが非常に硬かったため、特に両面テープなどは貼っていません。
タイヤ幅はそのまま無加工のまま。
と、ここまでは私のマシンとしてはド定番のままです。
公式大会用に変更したのはフロントをローフリクションに変えた事と、モヒカン対策でフロントのアンダーガードを外した事くらい。
バンパー・ローラー
フロントバンパーはいわゆる「ATバンパー」の簡略版です。
本来はフロントヒクオと連動させ、スラスト角も可動させる物ですがそちらは省略。
スラスト角は固定でピボット部分のみ可動するように作っています。
ピボットの可動部はワッシャーを2枚挟んで滑らかに動くようにしています。
グリスなどは特に塗ってません。
ゴムリングは19mm用のゴムリング×2をそれぞれ二重に巻いています。
動作はかなり硬め。
ローラーは13mmWAの上に素材がデルリンだった初期の頃の11mmスタビヘッドを装備。
プラリンを染めた時のアレで染めてあります。
プラリンの時と同じく、沸騰しない程度で15分程度煮込むだけ。
やわらかダンパー
リア側は新たに開発した「やわらかダンパー」です。
今回のロッキング対策としてリア側をかなり柔らかくしたかった事と、構造を簡略化して作成・整備を簡単にする事を目的に作りました。
ローラーは19mmプラリンと、真ん中に引っかかり防止のため17mmくらいのプラローラーを装備しています。
【必要な物】
・FRP サブプレートセット
・13-12mmローラー用ゴムリング
・プラローラーの軸に使う真鍮のスペーサー×4
・ナット×2
・15mmくらいのネジ×2
後は土台としてリアのローラーステー部の根本だけ残してカットしたMAシャーシやARシャーシが必要になります。
【作り方】
まずFRPプレートの先端に真鍮スペーサーを固定します。
スペーサーの細い方がプレート側に来るようにネジとナットで固定。
そうしたら、リアバンパーのネジ穴に固定します。
私の場合、このネジ穴はリアのアンダープレートを固定しているネジが貫通しています。
なのでその飛び出ているネジを利用して固定します。
バンパーとプレートの間にワッシャーを挟んで可動しやすくし、ロックナットでいい感じの強さに固定。
動かした時にガタが出ず、スムーズに動くくらいの締め込みにします。
そうしたら、最初に取り付けた真鍮スペーサーの部分にゴムリングを通します。
上下にゴムリングを通したら「やわらかダンパー」の完成。
ローラーはプレート先端の穴に19mmローラーを通すとちょうどいいローラー幅に出来ます。
何しろプレートの切削や穴あけなどの加工が一切いらないので大変簡単です。
お手軽ロッキング対策として是非どうぞ。
同時にプレートが一番縮んだ時に邪魔にならない程度にブレーキステーの幅を短くするのをお忘れなく。
長いままだとステーが可動した時にプレートがコースに当たります。
コースに直接プレートが当たると大幅に減速してしまうので、上手い事調整して下さい。
こんな感じです。
あとはウイングが外れないようにGボンドクリヤーと言う超強力接着剤で固定したくらいですかね。
乾くのに多少時間がかかりますが(24時間くらい)、一度乾けば瞬間接着剤よりずっと強力な接着剤です。
短時間で作った割にはいい走りを見せてくれたこのマシン。
皆さまのお役に立てれば幸いです。
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ではまた!