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ミニ四駆 初心者を脱する小ネタ集①


こんにちは、兄貴(@ANIKI_hateblo)です。



ミニ四駆、楽しんでますか?


マシンも完成し、コースを走らせながら試行錯誤されている事かと思いますが、

「他の人達に比べて今一つ速さが足りない」

なんて壁にぶち当たっている人もいるかと思います。



今回はそんな方のために、「マシンを速くするための小ネタ」の中から、ベアリングの脱脂について紹介したいと思います。



それでは書いて行きましょう。



ベアリングの脱脂


ローラーや軸受けなど、ミニ四駆の様々な部分に使われるボールベアリング


買ったそのまま組み付けても問題ありませんが、より回転性能を上げる方法があります。


その方法が「脱脂」。


ボールベアリングの内部には、部品の磨耗やサビを防ぐためのグリスが入っています。


このグリス、確かに磨耗やサビは防いでくれるのですが、粘度が高いためベアリングが回転する際の抵抗になってしまいます。


そこで、一度このグリスを落とし、より粘度の低いオイル等に入れ替える事で回転性能を上げる事が出来ます。


主に軸受けに使う620ベアリングやローラー用の13mmボールベアリング、ギヤやローラーの軸受けに使う520ベアリング向けのテクニックです。






必要なもの


まずは道具を揃えて行きましょう。

  • ジッポオイル(100均のライターオイルでも可)
  • 小さな密閉出来るビン
  • 粘度の低いオイル


ビンは100均や模型店・ホームセンターの塗料コーナーなどで入手出来る他、家に余ってるジャムの空ビンなどでも大丈夫です。



粘度の低いオイル、と一言に言われてもピンと来ないと思いますので、いくつか入手しやすくオススメな物を挙げます。

ちなみに所謂クレ556はプラスチックを侵すので使ってはいけません。(無香性タイプは使えます)



ミニ四駆オイルペン




安心安全なタミヤ製品。

粘度も低めで、ペンタイプで使いやすいのでオススメです。

内容量を考えると価格は若干高め。



・シリコンオイル


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

KURE [クレ] CRC シリコンスプレー E-1046-98A
価格:237円(税込、送料別) (2017/10/9時点)



556で有名なクレ工業や、東京マルイ・KSCと言ったエアガンメーカー、ホームセンターのオリジナル商品まで種類が豊富で入手しやすいです。

お値段も手頃な物が多く、使用者は多いです。



鉄道模型用オイル


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

KATO 【Nゲージ】ユニクリーンオイル
価格:299円(税込、送料別) (2017/10/9時点)



KATO社のユニクリーンオイルが代表的。

粘度が低く抵抗は少ないですが、その分あまり持たないので小まめな注油が必要になります。



・釣り用リールオイル


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ZPI/ジーピーアイ F-0スピニングオイル
価格:1728円(税込、送料別) (2017/10/9時点)



こちらも粘度が低く、プラスチックを侵さないので使えます。

性能は良いのですが価格が高いため、若干オススメしづらいオイルです。



・化粧用スクワランオイル




粘度が低く抵抗も軽いのでベアリングに向きます。

また、誤って手に付着しても肌が保湿されるだけですので安心。

若干入手性が悪い事と、化粧用なので高価な事が多いのがネック。



やり方


①まずは脱脂したいベアリングを小ビンに入れます。


私が使っているのはタミヤの塗料ビンです。


②ベアリングが浸かるくらいの量のオイルを注ぎ、蓋をしっかり閉めます。


③ビンを振ります。


そうすると、だんだんオイルが白く濁ってきます。



④濁ったオイルを捨て、新しいオイルを入れて②に戻ります。


オイルが濁らなくなったら脱脂完了です。



ちなみに古いオイルを捨てる時はティッシュやキッチンペーパーに染み込ませて燃えるゴミとして捨てます。


トイレに流してはいけません。



さて、脱脂が完了したベアリングはそのままでも良く回転しますが、磨耗してしまったりサビてしまったりするのでオイルを差します。


この時、オイルの量をあまり多くしてしまうと脱脂した意味がなくなるので、ほんの少しだけ注油するようにして下さい。



これで完成です。


ベアリング脱脂のデメリット


回転性能がかなり良くなるベアリングの脱脂ですが、当然デメリットもあります。


まずはメンテナンスの頻度が上がる事

オイルはグリスに比べて粘度が低く、抵抗が少ない分グリスより早く揮発してしまいます。

揮発してしまうと潤滑効果が無くなりますので、ベアリング内部の磨耗が進んで寿命が短くなります。


買ったままグリスが入っている状態ではほとんどメンテナンスの必要がないベアリングですが、脱脂した後は小まめにオイルを差す必要があります。


どのくらい小まめに注油するかと言うと、だいたいコースを3〜5周したら一回注油するくらいの頻度が目安です。




また、もう一つのデメリットとしてサビやすくなる事も挙げられます。

グリスの防錆効果は実は高く、よほどマメにメンテナンスしない限りオイルでは完全にサビを防ぐ事は出来ません。

なので、私は使わない時は常にオイルを入れたビンにベアリングを浸けて保存するようにしています。



いちいちマシンから取り外すのは面倒ではありますが、高価なベアリングを長持ちさせるためには仕方ないと思っています。





いかがだったでしょうか。


作業そのものは簡単で手軽に性能アップする事が出来る脱脂ですが、その後のメンテナンスが地味に大変だったりします。

しかし効果は絶大で、特に軸受けに620ベアリングを使っている場合は必須とも言える作業です。


各部ベアリングの滑らかさはマシンの速さに直結します。


多少面倒でも、この作業によって皆さんのマシンは確実にステップアップする事と思います。


是非チャレンジしてみて下さい。




今回はここまで。



最後までお読み頂きありがとうございました。


ではまた!