ミニ四駆初心者がやるべき事
こんにちは、兄貴(@ANIKI_hateblo)です。
さてさて、これまで書いた記事で大体のパーツの説明はざっくりと出来たかな、と思います。
あとはタイヤとホイールについての記事がまだですが、とりあえずしばらくはキット付属の物で大丈夫です。
今回は、これまで紹介したパーツも含めミニ四駆初心者の方に是非やって欲しいマシンの組み方や、組んだ後の慣らし「ブレークイン」についてのお話をします。
それでは書いて行きましょう。
キットの組み立て
まずはマシンを組み立てる時のお話です。
基本的には付属の説明書を良く読んで組み立てれば問題ないのですが、ちょっとした工夫でマシンを少しだけ速くする事が出来ます。
まずはタイヤ。
意外とやる方がいるのですが、タイヤを手でランナーから外してはいけません。
タイヤ表面がランナーの切り残しでデコボコしていて、そのせいで走りが安定していないマシンを見る事があります。
タイヤはニッパーで丁寧に切り取りましょう。
また、ホイールもニッパーで切り出して下さい。
ホイールのふちにバリが残っているとタイヤを装着する時に邪魔になり、ホイールに対してタイヤが真っ直ぐ装着出来ない事があります。
タイヤをホイールに装着する際、タイヤをある程度揉んで柔らかくしておくと装着しやすくなります。
特にスーパーハードタイヤなどは硬くて装着しづらいので、お湯の中で揉んだりすると多少柔らかくなって装着しやすくなります。
ホイールにシャフトを刺す時も注意。
シャフトは六角形で、ホイールにも対応した六角形の穴があいています。
このホイールの六角形に合わせてシャフトを真っ直ぐ刺すのですが、最初は六角形に合わせてシャフトを当てがい、ハンマーなどで軽く叩いて入れると入れやすいです。
先端が入ったら、後は逆さにして押し込むと楽に入ります。
力を入れ過ぎるとホイールが歪んでしまう事があるので、ほどほどにやりましょう。
無理に力を加えるとホイールが割れる事もあります。
怪我をしないように注意しながら作業して下さい。
この状態で一度シャーシに軸受けと共にセットし、軽く回して見て下さい。
タイヤに変なブレがなければOKです。
ブレている場合はシャフトを一度抜き、六角形に合わせて一段階回してまた入れてみて下さい。
何回か試してもブレてしまう場合、シャフトが曲がっている恐れがあります。
その場合はもう別売りのシャフトを買うしかありません…。
また、軸受けとホイールはわずかに間を開けるようにして下さい。
ピッタリくっついてしまうと回転の抵抗になってしまいスピードが遅くなります。
タイヤを指でつまんで左右に動かした時、ほんの少しカタカタ動くくらいがちょうどいいです。
ブレークイン
次はギヤ関係です。
ブレークインと呼ばれる作業を行います。
と、その前に。
マシン組み立ての際にグリスを使うのですが、キットに付属のグリスでは量が少なくて足りません。
正確には、最初に組み立てる分に足りるような量しか付いていません。
なので量がそこそこなグリスを買っておきましょう。後々も使えて便利です。
さて、グリスを用意したらマシンを組み立てて行きますが、最初は各種ギアには塗らないで下さい。
最初に塗るべき所は、
・シャフトの軸受け
・プロペラシャフトの軸受け部
・カウンターギヤの軸受け部
の3点のみです。
両軸モーターのシャーシの場合、シャフトの軸受けとカウンターギヤの軸受けの二ヶ所だけグリスを塗ります。
そしてマシンを組み上げてスイッチを入れます。
そして5〜15分程回したら一度止め、ギヤ周りを分解します。
そうするとギヤ同士が擦れて細かい汚れが出ているのでギヤ類を洗浄し、元に戻してグリスを塗ります。
洗浄が面倒な方はエアダスターで汚れを飛ばしても良いですが、本当は古い歯ブラシなどで洗うのが一番ですね。
そうすると、最初の状態より音が静かになっているはずです。
この作業をマシンの「ブレークイン」と呼び、ギヤ同士がスムーズに噛み合うために必要な作業です。
最初にグリスを塗る場所を制限したのは、「シャーシは消耗させたく無いがギヤは削りたい」と言った意図があるからです。
特にプロペラシャフトの受け部分などは意外と弱いのでしっかりグリスを塗って下さい。
モーターにもブレークインがありますが、コースを走らせているうちに自然と馴染んで行くものなので最初はやらなくて大丈夫です。
これでタイヤ関係が真っ直ぐでブレークイン済みのマシンの素体が出来ました。
あとはこのマシンに各種ローラーやプレート類を装着すればコースで走れる状態になります。
ミニ四駆で定番のセッティングはこちら↓
ちょっとしたコツであったりテクニックであったり、そう言ったものでミニ四駆は少しだけ速く出来ます。
なにより丁寧に作業する事が大事なので、時間とスペースにゆとりを持って作業する事をオススメします。
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ではまた!