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ホイールのリブを取ろう


こんにちは、兄貴(@ANIKI_hateblo)です。





今フローティングギアの続きを書いている途中ですが、作業と写真撮影の時間が思うように取れないのでもう少し先になりそうです。
続きをお待ちの方には申し訳ありませんが今しばらくお待ち下さい。




さて、そんな訳で今日は別のお話です。



ミニ四駆のホイールには「リブ」と呼ばれるフチがついてます。



これは、タイヤとホイールがズレるのを防いだり、タイヤがズレた際にマシン側(内側)に入り込んでしまうのを防ぐためだと個人的には思っています。

また、ホイールに対してタイヤを真っ直ぐ取り付ける際のガイドの役割もあるのではないかと。



が、正直必要ないのでは…と思わなくもないので、ホイールの軽量化と幅詰めを兼ねてリブを取っちゃいましょう。



必要なもの


・加工するホイール


・真っ直ぐな六角シャフト


・リューター又はワークマシン


・1.8mmのドリル


・デザインナイフ又は鋭角カッター



ホイールは言わずもがな。シャフトも同様です。


ホイールはあらかじめ1.8mmのドリルで貫通加工しておくと作業しやすくなります。



シャフトの精度がそのまま加工精度に直結するので、可能な限り真っ直ぐなシャフトを選別して下さい。

長さは60mmでも72mmでも大丈夫です。


ワークマシンについては以前解説した記事がありますので、参考にして頂ければと思います。




簡単に言うと「各種加工用マシン」ですね。



ホイールの素材は切りにくいので普通のカッターだと加工が難しいです。


デザインナイフか鋭角カッターを用意して下さい。


鋭角カッターとは通常のカッターの刃(40°)よりも角度が急になっている(30° )カッターで、ホームセンターや文房具店で入手出来ます。

「細工カッター」なんて呼ぶ事もあるみたいです。(むしろそっちが正式名称なのか?)


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普通のカッターをお持ちであれば、刃だけ買う事で本体はそのまま使う事も出来ます。




また、この 鋭角カッターの刃は折るとデザインナイフの刃としても使えるので一つあると大変重宝します。



これで必要な物が揃いました。



早速作業して行きましょう。





ホイール リブ取り作業



さて、今回は「大径ローハイトホイール」を加工して行きます。



やり方自体は非常に簡単で、まずシャフトにホイールを通します。


この時、シャフトに対してなるべくブレがないようにホイールをセットして下さい。



シャフトを真っ直ぐセット出来たら、ワークマシンやリューターに取り付けます。



リューターに取り付ける時にもブレが無いか良く確認するようにします。

ワークマシンの場合は、620などの高精度な軸受けを使うとブレにくくなります。

また、反対側はピニオンギアなどで抜け止めすると良いでしょう。



セットしたら、あとは回転させながらホイールのリブに沿って真っ直ぐ切れ目を入れて行きます。



ペットボトルのキャップなどに水を用意し、刃に付けながら作業するとスムーズです。


2〜3秒ほど当てたら水を付け、少しずつカットして行きます。


この時、間違って回転に逆らってしまうと最悪の場合刃が折れ、顔に向かって飛んで来ますので十分注意して下さい。

最初からあまり深く刃を入れようとせず、薄く少しずつ切って行くのがポイントです。


ホイールが1つ終わるごとに刃を交換すると断面がキレイに仕上がります。



しばらく作業すると、こんな風にカット出来ます。



左が加工前、右側が加工後です。


断面が気になる方はこのまま回転させながらヤスリなどで仕上げて下さい。




これで完成です。




この状態で幅は10mm程。



ルールではタイヤの幅は8mm以上となっているので、さらに追い込みたい方は限界まで削ってもいいと思います。



タイヤ・ホイール系の加工は全て加工箇所の寸法が4つとも同じになるようにして下さい。

今回は幅方向なのでそこまで厳密にやらなくても大丈夫ですが、直径方向を加工する際は可能な限り揃えた方がいいです。




重量的にはわずかな差ですが、足下の軽量化は効果が出やすい所なので是非やってみて下さい。




今回はここまで。




最後までお読み頂きありがとうございました。


ではまた!