¥3,000で買ったジャンクベースを再生させるお話①
こんにちは、兄貴(@ANIKI_hateblo)です。
もうすっかり年の瀬ですね。
私は11月中頃から割とシャレにならないくらい忙しくて目が回りそうですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
予定がだいぶ入ってしまっている関係でミニ四駆やサバゲーも思うように出来ていません。(ミニ四駆の作業はある程度まとまった時間が欲しいのです…)
ちょっと空いた時間にYouTubeを見たり、ベースを弾いたりするのが精一杯になってしまっています。
最近のお気に入りはジャンク楽器を再生する動画。
リサイクルショップやオークションなどで安価に購入したジャンクの楽器をアレコレして直して行く作業の動画です。
忙しいけれど、ちょっとの合間に自分でもやってみたい!コツコツやれば時間はかかるけど出来るはず!!
そんな訳で先日、ついにジャンク楽器を買って来たのでした。
今回はその楽器の紹介をします。
それでは書いて行きましょう。
今回の被験体
今回購入したのはこちらのベース。
うーん、ステッカーだらけ。
バッカスユニバースと言うブランドの、おそらくBJB-1R-LH SWと言うモデルです。
定価は¥33,000、実売価格は¥20,000くらいのエントリーモデルですね。
ボディ材はポプラ、ネックはメイプル、指板はローズウッド。
ポプラはベースではちょっと馴染みのない材ですが、アルダーに似た音響特性を持つ、楽器で良く使われる木材です。
左利き用だと言う以外は割とスタンダードな作りじゃないでしょうか。
え、兄貴左利きだったの?と思われるかも知れませんが、今回はこのベースを右利き用に調整して使う予定です。
このベースをジャンク品として約¥3,000で購入して来ました。
なんとお安い。
しかしそこはジャンク品。
どこか一箇所でも不具合があるからジャンクなのです。
どこがジャンクだったのか
ジャンクとされる楽器には理由があります。
単純に「音が出ない」なんて事もありますが、ことベースに関してはネックによるトラブルが多いイメージ。
順反り、逆反り、ねじれ、波打ち、トラスロッド調整いっぱい、フレット浮きなどなど。
ギターに比べてネックの長いベースにはネック関係のトラブルは付き物。
トラブルを抱えたまま中古に売り払ってしまうと、立派なジャンクベースの出来上がりです。
例に漏れず今回の個体もネック関係のトラブルです…が、ちょっと見た事がない類のジャンクでした。
それがこちら。
ネック浮いてる
なんだこれは。
実に面白そうだったので、購入を決定。
幸いにもネックの反りや波打ちなどはなさそうだったのも決め手でした。
波打ちやねじれは素人には直せませんからね…。
早速家に帰って点検とバラし作業に入ります。
点検とバラし
簡単に掃除しながら各部の状態を見てみましょう。
その前に、サビだらけで文字通りゴミになってしまった弦をポイします。
こいつぁひでぇや!
まずはボディの状態チェックから。
ステッカーが邪魔だったりピックガードにピックが挟まったままだったりする以外は比較的キレイ。当然ピックはポイします。
うーむ、ステッカーのチョイスから推察するに前オーナーは若い人だったのでしょうか。
ステッカーは全部剥がしちまいましょう。
ステッカーの類はパーツクリーナーやジッポオイルでキレイに剥がせます。
裏面も一部塗装に割れがあるくらいでキレイなもんです。
上下のストラップピンはサビまみれだったので、古い物ははずして捨てます。
ヘッドのロゴもキレイに残ってます。
ペグも見たところ問題なし。
音出しチェックはしていませんが、最終的に中身も全部交換してしまうのでとりあえずスルーします。
フレットはサビと表面がボコボコと言う、ある意味中古では定番の状態。
指板の汚れはそこまででもないですね。簡単な掃除でキレイになりそう。
それでは作業しましょう。
再生開始
まずはステッカーを剥がしてしまいます。
ジッポオイルで剥がしたところ、やはりステッカーが貼ってあった場所は色が変わってしまっていますね。
ちょっと写真だと分かりづらい。
で、肝心のネックジョイントですが、ネック側のネジ穴がゆるゆるになってました。
そりゃあ弦のテンションに負けて起き上がってくる訳です。
既存の穴にボンドと割り箸を突っ込み、乾燥したらニッパーで余分な割り箸をカットしてヤスリで整えます。
新規で穴を開け直したら完成。
同様に、もう使わない上側のストラップピン穴も爪楊枝とボンドで埋めてしまいます。
ストラップピン穴が緩くなってしまった時などに、同様の作業で穴を一度埋めてから再度開けるとストラップピン穴が復活します。
ペグやブリッジなどの各部金属パーツは洗剤とピカール、古い歯ブラシなどで清掃します。
ナットはゴムハンマーで叩いて外し、左右逆に取り付け直します。
組み上がったら新品の弦を張り、とりあえず形になりました。
ちなみにナットはプラ製でした。
弦は愛用しているワーウィックのステンレス弦。
ステンレス製なのでサビず、音の輪郭がくっきりするのが特徴。
しかもお値段も安いので大体いつもこの弦を使っています。
ブリッジのコマを右利き用に調整しなおして、弦高も微調整。
オクターブチューニングを合わせたら、これで弾ける状態になりました。
しかしこれで完成じゃつまらない。
ここから手を入れて行きます。
形になったので、今回はここまで。
次回からは改造編が始まります。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ではまた!