ミニ四駆 結局速いモーターって?
こんにちは、兄貴(@ANIKI_hateblo)です。
ミニ四駆の速さを決める要素の1つ、モーター。
昔と比べて今現在は大会で使えるモーターの種類も多く、どれを使えばいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
今回は私の経験から、「速いモーターとは何か」と言ったお話をしようと思います。
それでは書いて行きましょう。
速いモーターとは
実際のところ、速いモーターとはどんなモーターでしょうか。
回転数が高いモーター?
トルクがあるモーター?
電池の持ちがいいモーター?
回転数が高ければ最高速が上がります。
トルクがあれば加速が良くなります。
電池の持ちが良ければ長いコースでも一定のコンディションで走れます。
どれも一長一短ですね。
答えから言ってしまうと、片軸の場合
・回転数が高いのはスプリントダッシュ
・トルクがあるのはパワーダッシュ
・燃費が良いのはトルクチューン
です。
両軸の場合は
・回転数が高いのはマッハダッシュ
・トルクがあるのはハイパーダッシュ
・燃費が良いのはトルクチューン
となります。
もちろんコースやマシンとの相性はありますが、概ねこの傾向が見られます。
結局最強のモーターって?
では結局最強のモーターとは何なのか。
コースやマシンのセッティングを無視した場合、私の中では既に結論が出ています。
片軸の場合はスプリントダッシュ、両軸の場合はハイパーダッシュ。
ただし、適切な慣らしと選別をした場合に限る。
これが結論です。
モーターそのものの性能や、慣らしによって向上する潜在能力などを考えると上記2つのモーターが個人的な答えです。
しかしそれはあくまでもそれぞれキチンとした手法による慣らしと、慣らした上での選別をした場合の話なのです。
モーターの選別
慣らしについてはまた詳しく記事にしますが、今回は「モーターの選別」について少しだけ。
モーターの選別とは、読んで字のごとくモーターを選別する作業です。
これは、どれだけ適切な慣らしをしてもモーターそのものに個体差があるために行う作業です。
モーターの個体差は想像より大きく、数字で言えば無負荷回転時で2000〜3000r/min程度の差が出る事なんてザラです。
もちろん、あまりにモーターの数字のみを追い求めても結局はマシンのトータルバランスが悪ければ速いマシンにはなりません。
しかし、仮に全く同じセッティングのほとんど同じマシンが2台あったとして、速度に差が出る場合はモーターかバッテリーで差がついている事がほとんどです。
サーキットに行ってすごく速いマシンがいて、
「マシンそのものやセッティングはそんなに変わらないのになんであの人はあんなに速いんだろう…」
なんて事になったら、それはモーターやバッテリーのコンディションが違う可能性が非常に高いです。
ものすごく夢のない話をすれば、より状態の良いモーターとバッテリーがあればマシンは速くなります。
モーターの場合は前述した通り慣らしと選別、バッテリーの場合はより高級な充電器と選別をすればそれだけで平均スピードは上がるのです。
特にバッテリーはミニ四駆の場合大会で使えるバッテリーが決まってますから、ほとんどの方がネオチャンプ一択になると思います。
そうなると、充電器の性能差はそのままバッテリーの性能差、ひいてはマシンのスピードに直結します。
いやぁ、夢がない。
その一瞬に賭ける
さらに言うとどんなに素晴らしいコンディションのモーターであっても、速い瞬間は一瞬だったりします。
モーターには寿命があり、新品の状態から慣らすと徐々に速くなり、性能のピークを過ぎるとパフォーマンスが低下して行き最後は壊れます。
バッテリーも同様で、つまりはレースのその瞬間のみ最高のパフォーマンスを発揮するようにコンディションを調整する事によって高い性能を引き出す事が出来るのです。
レースの日程に合わせてそれぞれ調整し、必要であれば大会ギリギリまで細かくコンディションチェックする方もいます。
マシンが速い方はそれだけの労力と時間をかけてレースに臨んでいます。
いやぁ、全く夢がないですNE!
何度も言いますが、どれだけ労力と時間をかけてもセッティングを外せば完走出来ずに負けレースです。
最後の最後はモーターやバッテリーの性能で勝敗が決まる事もありますが、どちらかと言えば全体的なマシンセッティングの方が重要だと言うのが私個人の意見です。
まずはマシンのセッティングを詰めて行き、しっかり完走出来るようになってからモーターやバッテリー云々に手を出しても良いかと思います。
モーターやバッテリーに労力と時間をかけるのはある意味エンドコンテンツです。
人によっては「まずは速いモーター」と言う方もいますが、私としては最初はローラーセッティングやペラタイヤ作製に時間をかけるのをオススメします。
何よりモーターバッテリー関連は底無し沼です。
皆さんも深い深い沼に落ちませんよう。
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ではまた!