エアガンにサイレンサーって…
こんにちは、兄貴(@ANIKI_hateblo)です。
2月末を持って勤めていた会社を退職しました。
これから色々な事をやって行こうと思いますが、ひとまずはブログの更新が捗りそうなのは嬉しいですね。
頑張るぞい!
さて、今日はエアガンの話題。
映画やゲームで良く見かけるサイレンサー。
「サプレッサー」なんて呼び方もします。
筒状のアレです、アレ。
どちらも銃口部分に取り付け、発射音を小さくする目的で使用されます。
で、実は発射音がガッツリ小さくなって「ピシュ!」みたいな音になるのは映画やゲームの世界でのお話で、実際はそんなに小さくなりません。
これはYouTubeとかで動画を見てもらうと話が早いです。
「バン!」が「パン」になるくらい。(雑な説明)
正直、ゲームなどのあの感じに慣れていると「え?そんなもん?」ぐらいしか消音効果はありません。
ではこのサイレンサー、エアガンに着けるとどうなるでしょうか。
果たして効果はあるのか?
今日はその辺りのお話をしたいと思います。
それでは書いて行きましょう。
エアガン用 サイレンサーの種類
まずはサイレンサー本体の前に、エアガンにおけるサイレンサーの種類について。
エアガン用のサイレンサーには大きく分けて3種類の規格があります。
この規格と言うのは銃本体との接続部分のネジの規格の事で、これを間違ってしまうとせっかく買っても取り付け出来ません。
簡単にご紹介。
- 14mm逆ネジ
まず代表的なネジがこちら。
東京マルイ製品を始め、ライフル・ハンドガン問わず多くのエアガンで採用されている規格です。
エアガンでは非常にメジャーな規格のため、サイレンサーもたくさんの種類がモデルアップされています。
実銃の世界でも逆ネジのマズルが一般的です。
これは発射時に噴き出すガスでマズルが緩まないようにするためで、一般的にライフリングが右回りで切られているのと関係しているんだとか。
詳しくはWEBで!(丸投げ)
もちろん東京マルイからもパーツとしてリリースされています。
【東京マルイ】プロサイレンサーショート |
こんなの。
私のレンタル用AKにくっついてるのがコレです。
レンタルAKの記事はこちら↓
- 14mm正ネジ
次によくあるのはこちらの規格。
主に海外製エアガンの一部などに採用されています。
工業的にメジャーな規格である正ネジのためか、割と安価なサイレンサーやハイダーが多いイメージ。
ちなみに14mm同士であればアダプターを使用する事で正ネジ逆ネジは変換可能です。(アダプターの分だけ長くなりますが)
- 16mm正ネジ
これはかなり特殊なネジです。
使われるのは私がパッと思いつく物で2モデル。
まずはソーコムピストル。
【送料無料!】 東京マルイ 固定スライドガスガン ソーコム MK23 フルセット(SOCOM Mk23 Full Set) 【RCP】 |
某潜入ゲームで有名になったハンドガンです。
ソーコムピストルのマズルは東京マルイに限らず16mm正ネジである事がほとんどなようです。
実際に以前私が所持していたKSCのガスブローバックモデルのソーコムも16mm正ネジでした。
と言う事はもちろん対応するサイレンサーも16mm規格。
本体は売ってしまいましたが、別売りオプションの純正サイレンサーだけ14mm逆ネジのアダプターを付けて今も使っています。
このサイレンサー、実は中々に性能が良くて気に入っていたりします。
KRYTAC電動ガン KRISS VECTOR(クリスベクター) |
高けェなオイ!
これは電動ですが、以前KSCから出ていたガスブローバックモデルのマズルが16mm正ネジだったようです。
電動はメーカーも違うのでどうなんでしょうね、やっぱり16mmなのかな…。
で、この規格は結構特殊なので、使うサイレンサーを選びます。
これらのモデルのための16mm規格サイレンサーはアダプターを使う事で14mmに出来ますが、逆に大きくする事は出来ないためです。
無理矢理なんとかするアダプターもあったはずですが、アダプターだけで結構大きくならざるを得ないと思います。
どちらもサイレンサーが似合うモデルだけに選べる幅が狭いのは少し残念ですね。
他のモデルでもあるかも知れません。
と、こんな感じで主に3種類のネジ規格があります。
サイレンサーの効果
では実際に取り付けて効果はあるのか。
一番無難な答えを言うと、物によります。
サイレンサーそのものは実は案外効果があります。
実際聞き比べてみると、装着時と外した時で発射音そのものは確実に小さくなります。
特に射手の正面に立って聞き比べるとかなり音量や音質が変わります。
イメージとしては「音を消す」と言うより、「音の発生源を特定しづらくする」と言った感じ。
が、抑えてくれる発射音よりもハンドガンならスライド、電動ガンなら内部のメカの作動音の方が大きい場合があるのです。
ことハンドガンに関しては固定式ガスガンや電動ハンドガン、エアコキでもない限りほとんど効果は無いと言えるくらいスライドの作動音は大きいです。
ガスブロにサイレンサーはロマンの領域と言っても過言ではないと思います。
敢えて作動性ではガスブロに劣る東京マルイの固定式ソーコムを愛用する人がいるのは、こう言った理由があったりします。
スライドが動かない分、静粛性が高いんですね。
余談ですが森林フィールドの場合、マルイの固定ソーコムにVSR Gスペックの組み合わせが最強装備だったりします。(何回狩られた事か)
音が聞こえづらければそれだけ位置の特定が困難になり、位置取りさえ間違えなければ一方的に狩りが出来ます。
電動ガンの場合、メカの作動音が元々小さかったり、メカボックス周辺に空間があるため吸音材を詰めて音を小さく出来るモデルがあったりします。
私がメインで使っている電動MP7は元々メカボ作動音が小さめなので、サイレンサーの効果が割とあるモデルと言えます。
なのでサイレンサーを装着して運用しています。
MP7に限らず、コンパクト電動ガンシリーズや電動ハンドガンシリーズはかなりサイレンサーの効果が高い部類です。
特に純正でサイレンサーが付属するMAC10は抜群の静粛性を誇ります。
【東京マルイ】New Mac10 本体セット (18歳以上電動コンパクトマシンガン) |
コンパクトかつ連射が出来て音も静かとかなり高いスペックです。
逆に次世代G36Cは発射時にコッキングハンドルが前後に激しく作動し、その音が爆音だったためサイレンサーはほぼ飾りでした。
と言うか、何かしらが必ず動く次世代電動ガンではサイレンサーの効果は非常に薄いです。
また、先程も書きましたがVSRなどのボルトアクションライフルはサイレンサーとの相性が非常に良く、相手にするとこの上なく厄介です。
本気でどこにいるのか分からない、なんて事も。
そんな訳で、
「エアガンにサイレンサーって効果あるの?」
に対する答えは
「サイレンサー自体は効果があるが、物によってはあんまり意味ない」
と、なります。
どんなサイレンサーがいいの?
しかししかし、エアガン用のサイレンサーってすごい種類がモデルアップされています。
値段もピンキリ。どれを選べばいいのか分かりませんね。
基本的には見た目が気に入った物を選ぶといいんですが、なるべく効果が高い物を選びやすくなる基準を解説しましょう。
簡単に言うと、「太くて長い方が性能が良い傾向にある」と言えます。卑猥じゃない。
サイレンサーはモデルによって中身が色々ですが、どんなモデルであれ中に音を吸収するための色々が入っている事は変わりません。
であれば、太くて長い大型のサイレンサーの方が色々仕込めて効果が高くなりやすいのです。
音を吸収するためのアレコレはモデルによりまちまちです。
吸音スポンジが入っている物もあれば、隔壁構造になっていて音を閉じ込める物もあります。
(この隔壁を「バッフル」「バッファー」なんて呼んだりします。)
スポンジなら大量に入れられた方が、バッフルならたくさん隔壁を作れた方が効果が高いのです。
この点から言うと、安価なモデルより高価なモデルの方が良い吸音材を使っているので性能が良い物が多いです。
また、あまりに安価なサイレンサーだと中心の軸が合っておらず、そもそも弾が真っ直ぐ発射されないなんて事も。
そうなってしまうとサイレンサーの中でBB弾がぶつかり、最悪の場合弾の破片がすごい速さで飛んで行くただの危険な銃になる場合があります。怖。
逆に短くて細いサイレンサーのメリットとは何か。
これも単純な話で、「小さい方が軽いため、取り回しの邪魔になりにくい」と言ったメリットがあったりします。
そう、太くて長いサイレンサーはそれだけ重量や長さの点から取り回し的に不利になる場合があるのです。
また、あまりに長いとBB弾がサイレンサー内部で干渉しやすくなったりします。
そのあたりは自分にとって効果と取り回しの良いバランスを見つけて行くしかありません。
ただし、必ずしも値段が高くサイズが大きければ効果が高いとも言えず、そこがサイレンサー選びの難しいポイントと言えます。
そんな訳で、これまでに私が使ってみてオススメ出来るサイレンサーをいくつかご紹介しましょう。
HKロングサプレッサー
HKロングサプレッサー リアルタイプ 4582109586310 消音 静粛性 エアガン 電動ガンに サイレンサー MODE-2 |
いきなりちょっと高価なモデルですが、これは大変いい物です。
大きめで取り回しは良くありませんがその分消音効果は高く、14mm正ネジ逆ネジ両対応で汎用性が高いです。
ポイントは二重構造になっている吸音材で、効果的に高音をカットする事で音の発生源を特定しづらくします。
径が太いのでハンドガンに取り付けるとサイトが使えない場合があります。
サイズ的にもライフルやサブマシンガンにオススメしたいモデルですね。
以前MP5に取り付けて使っていましたが、友人にMP5ごと売却したため今は手元にありません。
また買うかどうか迷っているサイレンサーです。
東京マルイ プロサイレンサー ショート
【エアガン】プロサイレンサー(ショートタイプ) 東京マルイ |
続いては冒頭でも紹介した東京マルイ純正のこちらのモデル。
値段もわりとお手頃で、マルイ純正品のため入手しやすいのもポイント。
こちらは14mm逆ネジのみ対応。
私のレンタルAKに着いているのはこのモデルです。
このサイレンサーのオススメポイントはその軽さ。
非常に軽量で、全長が短い事も相まって取り回しの邪魔になりません。
分解も容易で、消音効果に不満があれば自分で中身を入れ替える事も出来ます。
私は吸音材を別の物に変えており、ノーマルよりは効果が高くなるようにしました。
外装が金属製で丈夫なのも嬉しいですね。
どんな銃でも大きく取り回しのバランスを崩さずに装着出来るので、一つ持っておくと重宝します。
エスツーエス SOCOMタイプサイレンサー
エスツーエス SOCOMタイプ サイレンサー 14mm逆 サプレッサー ソーコム SMG カスタム オプション パーツ |
スゲー安いです。
こちらは外装も含めネジ以外全てプラ製なので、とんでもなく軽いのがポイント。
実はAmazonにもレビューを投稿してたりしますが、安く軽くプラなのでバリケードにガンガンぶつけても気になりません。
また、これだけ安価なので最悪壊れてもお財布へのダメージが少ないのもありがたいですね。
ネジ部分は金色の真鍮なので、気になる方はブラスブラックで染めてあげると良いと思います。私は染めました。
プラが反響するのか金属製サイレンサーに比べると消音効果はあまり高くありません。
プラ製で錆びる心配がないので、マズル側から軽く霧吹きで湿らせてやると吸音材が水を含んで消音効果が飛躍的に上がります。
(あんまりやるとカビそうですが)
見た目はプラなので相応に安っぽく、形成時の合わせ目もバッチリ残ってます。
実用品と割り切って使うべきでしょうね。
とにかく安く、軽いモデルをお探しの方にオススメ。
KSC SOCOMサイレンサー
これはもう新品では売っていないので、オークションなどで狙って頂く事になります。
今の相場だと¥8000前後くらいでしょうか。
このサイレンサーの特徴として、まずは16mm正ネジ仕様である事が挙げられます。
なので14mm規格のエアガンに取り付ける場合、こんなアダプターを使います。
KM企画 KSC : ソーコム サイレンサー用 14mm逆 変換スペーサー[SA021][取寄] |
この真鍮製の部品を取り付けると普通の14mm規格のエアガンでも使う事が出来るようになります。
このサイレンサーはバッフル式で、分解すると中に隔壁がたくさん入っています。
この隔壁の数を調整する事で音量をコントロール出来るようになっているようですが、どう考えても最大数入れるのが一番効果が高いので減らした事はありません。
また、バッフルを取り外してスポンジなどを詰める事も出来ます。
東京マルイのソーコムサイレンサーと違い表面はツヤ消し仕上げで渋いです。
なかなか入手は難しいですが、見た目も性能も素晴らしいので機会があれば是非手に入れてみて下さい。
KAC 556 QDC サプレッサー
【Knight's ARMAMENTタイプレプリカ】KAC 556 QDC サプレッサー & 3 Prong フラッシュハイダー【レプリカ】 |
私がMP7に取り付けて愛用しているのがこちら。
ハイダーとセットで、サイレンサー本体をワンタッチで脱着出来るのがポイントです。
ちょっとお高めに感じますが、ハイダーもセットな事を考えると安い…のか…?(困惑)
金属製のため重いですが、外装が分厚いためサイレンサーとしての効果は割と高いです。
こちらも分解出来るので中身の入れ替えが出来ます。
最初から入っている吸音材は大変ショボいので、私は効果が高い物に入れ替えてしまいました。
長いのと短いのがありますが、お手持ちの銃に合わせて好きな方を選ぶといいと思います。
なぜこのサイレンサーがオススメなのかと言うと、カッコいいからです。
サイレンサーをワンタッチで脱着してるだけで楽しいので、ロマン派のあなたにオススメ。
さて、いかがだったでしょうか。
サバゲーでは自身の位置を特定されない事がそのまま生存率を上げることに直結します。
いつもサバゲーですぐにやられてしまう…とお悩みの方は、サイレンサーを装着すると楽に戦えるようになるかも知れません。
お手頃なモデルも多いので、とりあえず一つ買って試してみるのも良いと思います。
是非好みのサイレンサーを探してみて下さい。
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ではまた!