ミニ四駆 肉抜きのコツ①
こんにちは、兄貴(@ANIKI_hateblo)です。
色々なコースで走らせたり、ネットでマシンの画像を上げたりすると、嬉しい事に
「どうやってそんな風に肉抜きするの?」
なんて聞かれたりします。
実際私もそんなに上手ではありませんが、今までたくさんのボディを肉抜きしたので私なりの「肉抜き理論」的な物があります。
今回はその理論を元に、
「どのように肉抜きするか」
「どんな場所を肉抜きするか」
についてお話したいと思います。
それでは書いて行きましょう。
必要な道具
ともあれまずは道具から。
基本的に必要になるのは
・1.8mmのドリル
・プラモ用ニッパー
・ダイヤモンドヤスリ
・#400〜#800くらいの紙ヤスリ
この4つです。
ドリルは1.8mm以外でも大丈夫ですが、1.8mmだと貫通ホイールにも使えるので便利です。
ニッパーはなるべく刃先が薄く、細い物を選んで下さい。
他にもリューターや電動ドリルがあれば楽になりますし、大まかな所は精密のこぎりで切り取ると効率がいいです。
タミヤ クラフトツール 精密のこぎり ≪エッチング製≫ 74094【ゆうパケット可】【RCP】 |
こののこぎりは刃の厚みが0.1mmと非常に薄く、余計な切りしろを持って行かれないので使いやすいです。
反面、あまり力を入れると刃が曲がるので、慎重に作業して下さい。
どんな場所を肉抜きするか
肉抜きはボディに穴を開ける改造です。
そのため、どんな場所を肉抜きするかを良く考えないと、極端なボディの強度低下を招きます。
例として、私が以前作成したボディを元に解説します。
このボディはかなり肉抜きしてありますが、これでも強度は保たれています。
それは、このボディの弱点には加工をしていないからです。
そう、各ボディには強度的な意味での弱点があり(無いボディもあります)、その弱点を加工してしまうと最悪ボディが壊れます。
このボディの場合はここ。
要するに繋ぎ目部分ですね。
こういった場所はそのままにしておきましょう。
また、なるべくこの近辺も加工しない方が無難です。
このように、これから加工するボディを良く見て、どこが強度的にヤバそうかを見極めた上で肉抜きする必要があります。
手で軽く曲げてみて、アッサリ曲がってしまう場所は肉抜き出来ません。
まずは自分のボディを良く観察してみて下さい。
それでは作業に入ります。
下準備
まずはデザインを決めて行きます。
肉抜きしたい場所の輪郭を油性マジックで書きます。
全体のバランスを見て左右対称、または非対称の場合でも左右で肉抜きの面積を近くすると見た目が良くなります。
今回はFM-A用にスピンバイパーのボディに肉抜きします。
いつものスピンバイパーと左右対称に肉抜きしてみます。
ラインが引けたら、線から2mmくらい内側にドリルで穴を開けます。
この時、ドリルを使う前にカッターの刃先などで穴を開ける場所の印を付けるとドリルも滑らずスムーズに作業出来ます。
そうしたら、印に沿って穴を開けて行きます。
今回私はタミヤのハンディドリルを使って作業します。
一つ一つゆっくり開けて行きます。
全部開けるとこんな感じ。
そうしたら、穴と穴を輪郭に沿って繋ぐようにニッパーで切って行きます。
切り終わるとこんな風になります。
あとはカッターなどで大まかに削るもよし、ダイヤモンドヤスリで作業するもよし。
リューターを使うのもいいですね。
だいたい削れたら、最後に紙ヤスリで仕上げて完成です。
大まかな作業の流れはこんな感じです。
次回は仕上げ工程の詳細と、実際に作業したボディの解説をして行きます。
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ではまた!
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