ミニ四駆 肉抜きのコツ② 仕上げ編
こんにちは、兄貴(@ANIKI_hateblo)です。
前回の記事で、「肉抜きする場所」と「作業の流れ」についてお話しました。
今回は、より詳細な「仕上げの仕方」について解説します。
【注意】基本的にヤスリばっかり登場する地味な記事です。
それでは書いて行きましょう。
必要な道具
今回は主にダイヤモンドヤスリを使うのですが、何種類かバリエーションがあると様々な形に対応出来て便利です。
中でも、頻繁に活躍するのは半円形。
片面は丸くなっており、もう片面は平らになっています。
私のはこんな感じ。
両面ともに使うのですが、一番のポイントはその端っこ。
片面が半円形になっているおかげで端っこが薄く、細かい隙間や角を削る時に大活躍します。
ホームセンターや場所によっては100均で購入出来る事もあります。
私の物は100均で購入しました。
この半円形をサイズ別でいくつか持っておけばだいたいなんとかなります。
また、平らな部分を大まかに削る際に使いやすいのはダイヤモンドシャープナー。
これは、本来包丁などの刃物を研ぐ際に使う物です。
しかし表面はダイヤモンドヤスリと同等になっており、単純に面積の広い平ヤスリとして使う事が出来ます。
タイヤやホイールの真円出しにも使いやすいです。
これも100均で入手出来る事が多いです。
あとはデザインナイフやカッター、仕上げ用の紙ヤスリがあると便利です。
仕上げ作業
前回ドリルとニッパーで開けた穴を、最初に引いた輪郭ラインまでダイヤモンドヤスリで削って行きます。
削ってしまった粉は元に戻せないので慎重にゆっくり削ります。
角の部分はヤスリのエッジを使い、平らな部分はヤスリで平面を出してあげましょう。
この時、リューターと各種先端ビットを使うと作業時間の短縮になります。
しかし、手で削るのと比べ物にならない速度で削れて行きますので、より慎重に作業する必要があります。
慣れないうちは手で作業した方が失敗しません。
作業を進め、だいたい輪郭通りに削れました。
次に断面を仕上げます。
ダイヤモンドヤスリの跡がかなり残るようなら#400〜#600、そうでもないなら#800〜#1000くらいの紙ヤスリで仕上げます。
最初は粗い番手から、徐々に細かい番手に交換して行きます。
目安として、今使っている番手の1.5倍くらいの数字の番手を選ぶと良いです。
(400×1.5=600なので#400から始めた場合は次は#600、など)
この断面の仕上げの際、輪郭全ての断面の厚みをなるべく揃えると見た目がキレイでビシっとした印象になります。
必要ならば輪郭に沿ってボディ裏を削り、厚みの微調整をして下さい。
あまり薄く削ると強度が落ちるのでくれぐれも慎重に…。
紙ヤスリで断面が磨きにくい場合、棒ヤスリや細く削った割り箸などに紙ヤスリを巻くと作業しやすくなります。
また、耐水ペーパーであれば適宜水をつけながら作業するとヤスリの目詰まりを防げ、キレイに仕上げる事が出来ます。
厚みを揃え、断面を#1000で仕上げるとこうなります。
うわぁ写真だと良くわかんねえ
これで完成です。
残りの肉抜き箇所も同様に仕上げ、私の場合は次の塗装工程に進みます。
塗装編はまた後日別記事で紹介しようと思います。
これで肉抜きの作業についてだいたい解説出来たかと思います。
第二次ブームにミニ四駆をやっていた方には懐かしい肉抜き。
今再び挑戦してみるのも楽しいと思います。
時間をかければそんなに難しくないので挑戦してみてはいかがでしょうか。
ああ、そういえば最後に1つ。
前回書き忘れたんですが、基本的に肉抜きには特にこれと言ったメリットはありません。
もちろん僅かな軽量化にはなりますが、どちらかと言えば見た目のために行う改造と言えるでしょう。
マシンをスタイリッシュに仕上げると満足度も上がりますので、是非手をかけて愛着を深めてみて下さい。
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ではまた!