ミニ四駆 定番のセッティング・作例②
こんにちは、兄貴(@ANIKI_hateblo)です。
前回の記事での作業でローラーの装着までは出来たかと思います。
コースを走れる状態まであと一歩!
今回は最後の仕上げ、「マスダンパー」の取り付けです。
昨今の立体コース対策として欠かせないマスダンパーですが、一言にマスダンパーと言っても多種多様なセッティングが存在します。
この記事では、比較的シンプルに、特にパーツの加工などが必要無いセッティングをいくつか紹介します。
それぞれ覚えてコースに合わせて試してみて下さい。
それでは書いて行きましょう。
基本的なマスダンパーセッティング
マスダンパーはローラーの中心軸を結んだ線より内側(全幅方向)に設置しなくてはいけないルールがあるので、ローラーの軸に取り付けたりする事は出来ません。
従って、マスダンパーにはマスダンパー用のネジを立てる必要があります。
マスダンパーの取り付け位置は主に3ヶ所です。
・フロントバンパー
・サイド
・リアバンパー
これをコースによってそれぞれ組み合わせて使う事になります。
良く使われるのはサイドとリアですね。
しかしマスダンパーは重りですので、たくさん着ければ着ける程マシンが重くなり遅くなってしまいます。
また、数を増やせば安定するかと言われると実はそうでもありません。
なので、「効果的な位置に、効果的な数だけ」取り付ける必要があります。
詳しく解説しましょう。
フロントバンパー
バンパーのフロントローラーより内側にネジを立て、そこに設置します。
しかしマシンのフロント側をあまり重くしてしまうとジャンプ中にマシンが前傾し、着地と同時にひっくり返ってしまいます。
なので特殊なコースでも無い限りフロント側にマスダンパーを装着する人はそんなに見かけません。
「どうしてもフロントに着けないと攻略出来ない」と言う時くらいでしょうか。
私自身もフロントに設置する事はほとんどありません。
サイド
MSシャーシを除くほぼ全てのシャーシはサイドに翼のようなサイドガードがあると思います。
(スーパー2シャーシは一部を除いて別売り)
ここにあるネジ穴を利用してマスダンパーを取り付ける方法です。
恐らく最もスタンダードな方法で、タミヤからもサイドにマスダンパーを取り付けるためのパーツが販売されています。
こちらはARシャーシ用ですが、他のシャーシにも応用が効きます。
1セット持っておくと色々使えて便利だったりします。
FRPプレートの形状が違うMAシャーシ用もラインナップされています。
これらのパーツを使いサイドにマスダンパーを設置するのですが、なるべく前タイヤ寄りにすると経験上効果が高いように感じます。
プレートにはたくさん穴が空いているので、ボディに干渉しない範囲で色んな位置を試してみて下さい。
リア
リア側は主に
・フロントと同じくバンパーに立てる方法
・リアブレーキに設置する方法
・ボールリンクマスダンパーを使う方法
の3種類から選んで設置する事になります。
バンパーに立てる場合はフロントと同じように装着します。
しかしリアローラーステーの場合フロントバンパーより高い位置にある事がほとんどなので、マスダンパーのような重量物を装着すると重心が高くなってしまうのでオススメしません。
ブレーキであれば低い位置にありますので、重心を下げて装着出来てオススメです。
前回紹介したARシャーシブレーキセットなら、ブレーキの真ん中にマスダンパーを立てられるネジ穴があるので簡単に装着出来ます。
個人的に最もオススメなのはボールリンクマスダンパーを使う方法です。
これは、俗に「東北ダンパー」と呼ばれるシステムを再現出来るパーツで、取り付けが簡単な割に高い効果を発揮するのでイチオシです。
通常のマスダンパーはネジに対して垂直に動くのに対し、こちらのボールリンクマスダンパーはボールリンクを軸にブランコのように作用して着地の衝撃を抑えます。
弱点として使っているうちにボールリンクがユルユルになり外れる現象がありますが、それを見越してなのかスペアが付いているのでしばらく持ちます。
私みたいにカーボンプレートで自作する手もありますが、まずは安価に試せるこちらのパーツを買う事をオススメします。
カーボン高いですし…
マシン完成!
前回のマシンにサイドマスダンパーを着け、立体コースを走れる基本的なマシンが完成しました。
ここからはコース毎に試行錯誤を繰り返し、そのコースにベストなセッティングを見つけて下さい。
最初はアトミックチューンなどの比較的制御しやすいモーターから始めるとセッティングが出しやすいです。
まずはネジはそのままマスダンパーだけ外して走行し、コースアウトするようなら装着します。
それでもダメならリア、さらにサイド+リアなど色々試し、完走出来る状態にして行きます。
この時マスダンパーの形や重さのバリエーションがあると様々なセッティングが試せて良いと思います。
マスダンパーは、完走出来るギリギリの軽さを目指して下さい。
軽ければ軽い程マシンは速く走ります。
いいバランスのマシンを作れれば、もうあなたは一人前。
あとは速さと安定性のベストバランスを追求するのみです。
色々なアイデアを試し、強いマシンを作りましょう!
無事にマシンも完成したので、今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ではまた!