SRV250の思ひ出ボロボロ③
こんにちは、兄貴(@ANIKI_hateblo)です。
さて、引き続きSRV250のボロ直し記事です。
前回まではこちら
今回はブレーキ周りとチェーン、スプロケットを中心にお話したいと思います。
では書いて行きましょう。
Fブレーキ関係
お世辞にも良く効くとは言いがたいSRV純正ブレーキ。
キャリパーが色々ボロボロだった事もあり、社外品に交換しています。
私が現在装着しているのは、320mmローター+キャリパーサポート+ブレンボキャスティングキャリパーの組み合わせです。
ローターが大型化した事で単純なブレーキの効きは良くなっています。
ブレーキディスクのインナーローターと、写真では見えませんがロータースペーサー、そしてキャリパーサポートはヤフオクにて入手したワンオフ品です。
神奈川にある、ハヤシカスタムと言うお店で作られたもののようです。
http://www.ny.airnet.ne.jp/hcustom/
ヤフオクで落札した当初はインナーローターとフローティングピン、キャリパーサポートが美しい青アルマイトでした。
あまりに鮮やかな青で車体とのバランスが取れなかったので、パイプユニッシュにてアルマイトを剥がし、バフ掛けしました。(くすんじゃってますが…。)
キャリパーサポートに付属していたネジにワイヤーロック用の穴が空いていたので、なんとなくロックしてます。
ただ、どうもこのネジ、ステンレス製な感じ…。
個人的に、熱と力(応力)のかかる場所にはステンレスを使いたくないので、そのうち交換したいですね。
サーキットを走る訳ではないので強度不足で壊れたり歪んだりはしないとは思いますが。
SRV250のローターですが、SRV標準のローターは
外形:Φ282mm
内径:Φ132mm
PCD:150mm
オフセット:0mm
ビス:M8×P1.25 6本
と、なっています。
現在着けているローターはワンオフ品ですが、消耗した場合は外径のみ320mmでその他の数値は同じローターを購入する必要があります。
この条件に一致するローターの車種
なんと
YZF-R7
…誰!?
どうやらクソマニアック(褒め言葉)なバイクがあるようです。
1でも6でもなく7とは…。
スペーサーはそのまま使えそうなので、ローターのみの交換になりますが、見た目がスポーティになりそうです。
ちなみにサンスターかブレーキング(ウェーブディスク)の二択です。
ブレーキキャリパー
キャリパーは定番のブレンボの4PODキャスティングキャリパーです。
個人的に、いかにも
「ブレンボです!!イジってますよ!!」
って感じのゴールドやら赤が好みではなかったので、ぱっと見純正っぽい(?)黒アルマイトの物を購入。
最初からキャリパー締結ボルトが何故かステンレスのテーパーボルトになっていたため、ホームセンターで入手したM8×40mmのモリブデン鋼の六角キャップボルトにサクッと交換。
ホントは強度区分が12.9の物が欲しかったんですが、10.9の物しか在庫がなかったため妥協。
まぁ、ブレンボ純正のクロモリボルトが強度区分10.9ですので問題ないでしょう。
ブレンボ純正ボルトでも良かったんですが、純正は何故かボルトサイズに対してレンチサイズが一回り小さいのです。(しかも錆びる)
つまり、六角レンチを入れる穴が小さい。
なおかつ何故か厚みも薄く、その分レンチ穴も浅いです。(しかも錆びる)
なので、交換や点検の際にバラそうとして舐めるケースが割と多いのです。(しかも錆びる)
謎設計だ…。
パッドピンはクロモリ製で表面に特殊処理されている物を使っています。
BPYamatoと言うメーカーの、「ブラックハードパッドピン」と言う製品です。
これも、なぜか購入時にパッドピンがステンレス製の物が着いていて気に入らなかったので交換。
性能については、うーん、自己満の世界でしょうね…。
今のところ錆びたり色が剥がれたりもないので案外丈夫なのかも知れません。
ステンレスボルトのデメリットなどについては詳しく書かれてる方がいますので、ググッてみて下さい。
むやみやたらに「錆びないから」とステンレスボルトを勧めまくるショップとか、ちょっと私は信用出来ないです。
錆びない事は大事なのは分かるんですけどね…。
ブレンボキャリパーの落とし穴
ブレンボのキャスティングキャリパーは「効きが良くなる」と言うよりは「コントロール性が改善する」と言う方向で性能が良いと思っています。
特に古いバイクだとコントロールがシビアなキャリパーが着いている事があるので、交換するとブレーキタッチが劇的に変わる事があります。
性能に対しての価格は比較的安価で、メジャーなバイクならばキャリパーサポートも市販品がある場合がありますので、総合的なコスパは素晴らしいと言えると思います。
が、しかし一つ思わぬ落とし穴が。
実はこのキャリパー、長く使っているうちにキャリパー本体が開いて来ます。
制動力に対して本体の剛性が低いのか、原因はハッキリ分かりませんが、今まで開いてしまっているブレンボを何個も見て来ました。
確認方法は簡単で、ブレーキパッドが斜めに削れるようになったら開いて来てます。
そうなってしまうと素人には手に負えません。
直す事も可能ですが、新品キャリパーが買えそうな値段になってしまったり…。
ですので、個人的にはオークションなどで中古のブレンボを入手する事はオススメ出来ないです。
見た目での判別も難しいので…。
値段も手頃ですし(安いとは言ってない)、新品で買ってしまいましょう。
ちなみにパッドはブレンボ純正なのか、最初から着いて来た物を使っています。
こちらも過不足なくイイ感じ。次は定番の赤パッドでも入れてみようかな。
ブレンボのキャリパーにしろニッシンのマスターにしろ、やはり補修部品が手に入りやすいのはありがたいですね。
そんなに消耗したり破損する部分でもないですが、ニップルのキャップ一個からバイク用品店ですぐ買えるのはいい事だと思います。
パッドの選択肢も多く、入手も大変容易です。
スプロケ・チェーン
リアは純正サイズのジュラルミンです。ハードアルマイトっぽいシャンパンゴールドみたいな色してます。
チェーンはシールタイプでシルバーの520サイズ。
リンク数は純正で106ですので110を切って使うのがベターですね。
どちらも派手さは全くなく、言われないと気付かない感じです。
見た目よりも性能と言うか、個人的に信頼出来るかどうかでチョイスしています。
フロント16T化についてはSRVユーザーの諸先輩方が散々言っておられるように、ギアの繋ぎが滑らかになり、常用回転域が多少下がります。
純正でこのバランスで良かったのでは?というくらい。
リアサスペンション
リアサスはSR400純正品を中古パーツ店にて。
ペアで¥980(!)。
SR純正って人気ないんでしょうか…。
中古の弾数が豊富なのと、なにより値段が安くて助かります。
ちなみに
SRV純正サイズは330mm
SR400純正サイズが320mm
らしいのですが、SRV純正に乗った事が無いので比較出来ません。
10mm程度の差ならばポジションに大きな違和感は出ないと思われます。
上下ブッシュ径はSR、SRV共に14mmのようです。
SR純正は街乗りでは過不足ない感じ、峠などでちょっと攻めると若干踏ん張りが足りない感じはあります。
ダンパーが柔らかいのかな?
納車時に付いていたリザーブタンク付き中華サスよりはよほど良く動き、当たり前ですが総合的な乗り心地や性能はこちらの方がぶっちぎりで上です。
デザイン的に見た目も違和感ゼロなので、純正サスがダメになり、次のサスをお探しの方には是非オススメします。
なんと言っても純正品。
メーカーが莫大な費用と膨大な時間をかけて開発したものです。
やはり品質が素晴らしい。
下手にサードパーティ製のサスよりも安心出来ます。
ちなみに、きちんと「SRV250用」として販売されているサードパーティ製のサスは、私の知る限り英国クァンタムの物のみです。
お値段驚きの¥172,800!!!
私の場合、車体価格を大きく超えます。なんてこった。
…宝くじ当たったら考えます。(考えない)
ついでに、1枚¥100で安かったのでオーリンズステッカーを貼り付け。
これでサスの性能20%アップですね(真顔)
リアサスは試してみたい商品がまだまだたくさんあるので、機会があれば交換してみたいところです。
オーリンズとかYSSとかデイトナSHOWAとか…全部SR用ですが。
さて、今回はこの辺で。
次回もまた続きからお話します。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ではまた!