ポリカボディに手を出してみる
こんにちは、兄貴(@ANIKI_hateblo)です。
軽くて丈夫で結果的に速い、ポリカボディって素敵ですよね。(唐突)
良いものだとは分かっていながら加工や切り出しが苦手で敬遠気味だったポリカボディ。
せっかく新型ダンパーも作製した事なので、新マシン用に作ってみましょう!
ポリカボディって?
ポリカボディはポリカーボネートと言う素材で出来たボディです。
非常に軽量な素材で、同じ形状のボディと比較した時に重量が1/3まで落ちるモデルもあるとか。
軽量化は全てのポテンシャルを底上げしてくれますから、ポリカボディに変更するだけでマシンがレベルアップするんですね。
大会などでも多くの人が使っています。
こんなのです↓
しかし取り扱いには少しクセがあります。
この素材で出来たボディはミニ四駆のパーツとしていくつか種類がありますが、共通しているのは「使うためには切り出しが必要」な点。
形成されてそのまま販売されているので、ボディ以外の余分なところもそのままになっています。
なので、自分で余白をカットして使います。
特殊な素材で切りにくいので、くれぐれもケガに気を付けて作業して下さい。
必要な道具
ボディをカットする際はカッターなどでも切り出せるのですが、あると便利なのはコレ。
特殊な形のハサミで、「曲線バサミ」と言います。
ポリカボディを切るのに最適で、刃先の曲線を上手く使うと上手にボディを切り出せます。(雑な説明)
短い直線部分はニッパーを使うと便利です。
上手く行かなくて断面がギザギザになっても、後々ヤスリで修正出来ますからご安心を。
塗装
ポリカボディはボディ裏側から塗装をします。
表面のボディそのものがクリアーの代わりになってくれるんですね。
なので、窓なんかを塗らずにクリアーのままにしたい場合は裏側からマスキングをします。
表面には最初から保護フィルムがついているので、全ての塗装が終わったら剥がせば大丈夫です。
使うのは「ポリカーボネート専用塗料」。
タミヤなどから様々なカラーが販売されているので、お好きな色を用意して下さい。
普通のラッカースプレーを吹いても上手く塗装が乗りませんので注意。
作業開始
今回使うのはミニ四駆35周年の記念で発売されたフェスタジョーヌのポリカボディ。
(例のTJ君と被るけど気にしない)
通常のプラボディと微妙にデザインを変更してあるようで、ウイングが付属しません。
さて、コイツを上手い事切り出して行くのですが、私も苦手なのでコツとかは分かりません…。
ラジコンのポリカボディなどはカッターで薄くなぞって折るとキレイに仕上がるみたいですが、ミニ四駆のポリカは薄いので気合いで切って行くしかありません。
悪戦苦闘しながら例の「ガルウィングダンパー」に合わせるためにボディを前後半分にカットし、フロントの窓などをマスキング。
ダンパーの動きを妨げないように、サイドの窓とボディの一部は切り取ります。
今回はツートンカラーに仕上げるのでマスキング多めでちょっと大変でした。
適当な割り箸などに固定して塗装します。
今回使うのはこのスプレー。
タミヤのポリカ用スプレーの「ブライトマイカレッド」を使います。
もともとはフェラーリF60と言うモデルのために作られた色のようで、イタリアンなデザインのフェスタジョーヌにはピッタリ。
これを何回かに分けて塗って行きます。
薄めに重ねて塗り、太陽にかざしてどれだけ塗装が乗ったか確認します。
あんまり透けなくなったら完成。
マスキングを剥がし、次のカラーを重ねます。
塗り終わったら充分に乾燥させて下さい。
目安は丸一日放置くらいでしょうか。
乾燥させたら表面のフィルムを剥がし、フチをヤスリで仕上げてステッカーを貼って、ジルボルフから奪ったウイングを加工して取り付けて(途中画像なし)
完成!!
今回はフェラーリの「488GT3」と言うレーシングカーを参考に仕上げてみました。
早速シャーシと組み合わせるとこんな感じ。
ライト部分には車のヘッドライト用フィルムを貼っています。
赤いボディは初の試みでしたが、中々イイ感じじゃないでしょうか。
ダンパーとの相性も良さそうですね。
実車系のデザインなのでなんとなくフルカウルミニ四駆っぽくて素敵。
ジルボルフから奪ったウイングは両面テープと瞬間接着剤で固定しました。
ゴメンよジルボルフ…
しばらくはこのボディをメインに使って行こうと思います。
あとは走らせるだけですね。楽しみ。
取っつきにくいイメージですが、実際にやってみるとそこまで難しくなかったので皆さんも是非挑戦してみて下さい。
今回はここまで。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ではまた!