【番外編】サバゲー初心者に送る、失敗しない装備の選び方【その1】
こんにちは、兄貴軍曹です。
さて、4回(予定)に分けてお送りしている
サバゲー初心者に送る、失敗しない装備の選び方シリーズ、いかがでしょうか。
突然ですが、そもそもなぜこのシリーズを始めようと思ったのか。
結論から言うと、
サバゲー初心者は最初に重要度の低い装備に手を出しがちだからです。
もちろん悪い事ではありません。
自分の気に入った物から買い揃えて行くのも楽しいものです。
しかしせっかく自分のお金を出して買う装備、後悔は少ない方がいいはずです。
サバゲーを始めるために必要な物は実はそれほど多くありません。
少しでも、「あれ買わなきゃ良かった…」と後でガッカリする方が少なくなればいいな、と微力ながらアドバイスさせて頂きます。
今回は番外編として、最初は無くてもいい、重要度の低い装備についてお話しします。
「重要度の低い装備」とは
皆さんはサバゲーに必要な物を思い浮かべる時、一番最初にどんな装備を思い浮かべるでしょうか。
「エアガン」
「迷彩服」
「防弾チョッキ」
この辺りがこれから始める方に聞いた時によく聞く回答です。
実はこの装備たち、初心者の方にはまだ早いものだったり不必要なものだったりします。
「え?サバゲーなのにエアガンいらないの?迷彩服ないと隠れられなくない?
防弾チョッキないと当たった時痛くない?」
そんな疑問に一つずつお答えします。
では、詳しく解説して行きましょう。
エアガン
サバゲーで遊ぶのに必要な武器、エアガン。
一番ロマンを感じる装備であると同時に、一番失敗しやすい装備でもあります。
昨今のエアガンは法規制があり、最大威力が決まっている事はお話ししたと思います。
つまり、どんなに大きな銃も、どんなに小さな銃も、出せる最大の威力は同じなのです。
サバゲーは走る遊びです。
走るので、銃は小さくて軽い程有利になります。
しかも、(法律的には)どんな銃でも出せる最大威力は同じです。
最大威力が決まっている以上、メーカーさんもある程度そこに合わせて商品を出しています。
そう、大きくて立派な銃ほど良く飛ぶ訳ではないのです。
ここが初心者にとっての罠になります。
性能がそこまで変わらないのであれば、大きくて重いライフルは単純に取り回しの点で不利になります。
もちろん、さすがに小さなハンドガンサイズのエアガンを大きなライフルサイズのエアガン並みの性能にする事は簡単ではありません。
しかし電動ガンの場合、小さめなサブマシンガンでも大きなライフルでも中に入っているメカはほぼ同じである事が多く、飛距離などの性能は比較的簡単に肉薄させる事が出来ます。
物によっては、新品の状態で既に高い性能で小型軽量な銃もあります。
「じゃあとにかく小さくて軽い電動ガンを買えばいいのか」
実はそれも正解ではありません。
エアガンの形は実銃同様に様々な種類があり、構えやすい・撃ちやすい銃は人によって異なるのです。
カタログ上の重量が軽くても、使う人の体格や銃の重心によっては重く感じる事もあります。
エアガン選びは難しいのです。
「じゃあどうすればいいんだよ!」
まずはレンタルを活用しましょう。
フィールドのレンタル銃の活用
ほとんどのサバゲーフィールドではレンタル用のエアガンを用意してあります。
フィールドでレンタル出来るエアガンには、いくつか種類がある場合が多いです。
レンタルですから、比較的初心者向けのラインナップになっている事が多いので、色々試してみましょう。
借りる前に持たせてもらう事もフィールドによっては出来るはずです。
また、フィールドで仲良くなった方の銃を一声かけて構えさせてもらったり、一緒に行った仲間の銃も持たせてもらったりしてもいいでしょう。
「最初のエアガンに悩んでいて」と言えば、皆さん割と協力してくれたりします。
地域によってはサバゲーフィールドでなく、シューティングレンジがある場合もあるでしょう。
シューティングレンジではサバゲーフィールドよりも豊富にレンタル銃を用意しているお店が多いです。
是非色々試してみて下さい。
そうやって、いくつか持ったり構えたりするうちに、しっくり来る銃が見つかります。
それが、貴方にとって使いやすい銃です。
銃が決まると迷彩服が決まる
最初に迷彩服を買うべきでない理由はこれです。
どの国の軍隊なのかによって採用されている銃は様々で、同じくらい迷彩服の柄も様々な種類があります。
迷彩服と言うのは様々な国の軍隊の制服です。
「最初にアメリカ軍の最新の迷彩服を買ったけど、エアガンはドイツ軍の第二次大戦くらいのライフルが気に入ってしまった」
これも初心者が陥りやすい状況です。(私です)
つまり、最初に迷彩服を買ってしまうと、装備との整合性が取れなくなってしまう場合があるんですね。
サバゲーは趣味であり、趣味である以上は自由ですから、それで大きな問題がある訳ではありません。
しかしやはり銃と迷彩がバッチリ揃っている方がカッコいいですし、後に細かい装備を揃える時にも楽です。
なので先に銃を決めてしまった方が結果的に失敗せずに揃えやすくなります。
防弾し過ぎな防弾チョッキ
サバゲーでは自分が撃たれたかどうか自己申告するのがルールです。
防弾チョッキは確かに防御力が上がります。
本物であれば実弾を防げるだけの性能の物なので当然と言えば当然ですね。
しかし、その高い性能のおかげで自分が撃たれたかどうか判断しにくいと言う事になりがちです。
ヒット判定が曖昧になると、自分にとっても相手にとってもストレスです。
気付かなかったが故にゾンビ行為(撃たれたのに自己申告しない)をしてしまう可能性がありますし、それを理由に相手から不必要な疑いをかけられるのは嫌ですよね。
ある程度サバゲーに慣れて来るとヒットされたかどうかも分かって来るようになるので、それまでは極力避けた方が無難です。
ある意味さすがの防弾チョッキ
さらに問題がもう一つあります。
それは「重さ」です。
最近流行の防弾チョッキは「プレートキャリア」と言う物で、その名の通り防弾「プレート」を「キャリア(持ち運び)」するための物です。
(略して「プレキャリ」なんて呼んだりします)
【LBT-6094タイプレプリカ】プレートキャリア&3ポーチセット (コヨーテブラウン)
この「プレート」、実銃用ならば物によって1枚2kgもの重量があり、しかもそれが身体の前後左右に入ります。
左右用は1枚1kg程度である事が多いですが、それでもプレートだけで総重量は6kgにもなります。
さらにこれにベスト本体、各種マガジンなどの装備を加えると
全体で10kgを越す事も珍しくありません。
と言うか、割とアッサリ超えます。
先ほど、サバゲーは走る遊びだと言いました。
つまり、銃と同じで軽い程動きやすく有利です。
自分の体重に10kg超えの重さをプラスすると、走るのがつらくなるのは想像に難くないと思います。
多少軽量なダミーのプレートもありますが、そもそもプレートを入れる時点で自身のヒット判定は一気に難しくなります。
ダミーとは言え中々重いのもネック。なおかつプレートなので空気を通さず暑い。
見た目は大変カッコいいんですが、色んな意味で上級者向けの装備と言えます。
さてさて、だんだん記事が長くなってきてしまったので、一旦ここで終わります。
また番外編の続きは今のシリーズが終わったら書きます。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ではまた!